中小企業診断士は経営コンサルタントの唯一の国家資格です。
- 中小企業診断士に興味あるけど、自分に向いているの?
- そもそも、中小企業診断士は向き不向きはあるの?
・・・こんな疑問にこたえます。
この記事では、中小企業診断士に向いている人を5つの特性から判断します。
中小企業診断士を目指す前に、皆さんご自身が中小企業診断士に向いているのかの判断材料としてお読みください。
目次
中小企業診断士はどんな仕事をするの?
まずは、中小企業診断士がどんなお仕事をするのかを見ておきましょう。
中小企業診断士の主な仕事としては、
- 企業のコンサル
- 国や県、公的機関と企業の架け橋
- 講演会やセミナーの講師
- 企業内における企画業務・経営改善業務
の4つです。
最近では、企業内診断士も増えてきて、診断士を取得後、自社の経営方針やマネジメントを経営者とともに実行する立場に配属転換されている方も多いです。
一方、独立診断士では企業と顧問契約を結んだり、セミナーの講師をしたりして、生計を立てている方がほとんどです。
また、中小企業基盤整備機構(国の外郭団体)や県の中小企業支援センター、商工会議所等の公的支援機関の専門家として登録して小銭を稼いでいる診断士の方も見えます。
さらには、中小企業診断士を取得後に転職をして、企業支援に携わっている方も見えます
中小企業診断士の業務や役割については、こちらで詳しく記載していますので合わせてチェックしてみてください。

中小企業診断士に向いている人は、こんな人!【5つの項目で判断】
では本題の中小企業診断士に向いている人の特性を5つ、ご紹介します。
- モチベーションが高い人
- コミュニケーション能力・文章力が高い人
- 多面的かつ俯瞰的に物事を判断できる人
- 人脈を広げたいと思っている人
- 特に取り柄のない人
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1.モチベーションが高い人
中小企業診断士の多くの方に触れ合うと、総じてモチベーションが高い!!これは、中小企業診断士である僕だからこそ、肌で感じる特性の1つです。
学ぶ意欲だけではなく、問題解決にあたり前向きかつアクティブに行動している特性があります。
そういった方ですと、独立診断士としてかなり成功確率が高まると思います。
この記事をご覧いただいている皆さんは「中小企業診断士になろうかな」と思っているモチベーションの高い方ですので、このあたりはご安心ください。
2.コミュニケーション能力・文章力が高い人
中小企業診断士は企業コンサルや経営支援がメイン業務です。
そのため、経営者や企業の社員と対話することが多いです。そのため、相手の話に傾聴し、的確なアドバイスをする力が求められます。
また、診断報告書や経営計画書のとりまとめ、国の補助金申請など、文章を書く機会も多いです。そのため、アカデミックな文章を書ける力があるとベターです。
3.多面的かつ俯瞰的に物事を判断できる人
診断士の二次試験でも求められるスキルですが、特定の物事に対して冷静かつ多面的に考える力が必要です。
コンサルするうえで、企業の現状分析がコンサルのスタートですが、「なぜ、このような現状になっているのか」を鳥の目・虫の目で見ながら、様々な視点で考える必要があります。
4.人脈を広げたいと思っている人
中小企業診断士は、企業の課題などについて個人ですべて解決するケースもありますが、診断士仲間や他の士業と連携して解決にあたるケースが多いです。
また、診断士の中にも、Webや事業承継、マーケティング、生産現場などなど・・・様々な専門分野があり、それぞれ得意の分野が異なります。
つまり、企業の課題を確実に解決するためには、診断士としての横の連携や他士業との連携は必要です。
そのため、人脈を広げておくことは、皆さんにとっても企業にとっても良いことなのです。
中小企業診断士同士は決して競合ではなく、専門分野も異なるためお互いが協力し合うチームとして連携することが重要で、どんな診断士もこのように考えて人脈を広げています。
5.特に取り柄のない人→人生が大きく変わる
最後の特性は、「なぜ?」と疑問に感じるかもしれません。
実際、僕は中小企業診断士を取得するまでは何も取り柄のない、至極平凡な人間でした。
「何をやっても中途半場・・・」で、あまり自分を好きにはなれていなかった記憶があります。
そこで出会ったのが中小企業診断士です。
中小企業診断士は、良い意味で、「超難関でもなく、誰でも合格できる試験」です。試験合格者も名門大学出身者ばかりというわけではなく、偏差値50程度の大学出身者が多いです。
中小企業診断士という肩書があるだけで、人脈が広がったり、世間(会社や取引先、顧客)の目が変わったり、年収もあがったりと人生が変わります。
また、中小企業診断士になることで、経営者と対等に話せたり、人生の中でも物事を多面的に見られたり、会社の重要ポストに配属されたりと確実に人生の得になります。
そのため、「自分はこれといった取り柄が特にないな~」と感じているのであれば、中小企業診断士を目指してみる価値は多いにアリだと思います。
まとめ1:中小企業診断士に向いている人へ
これまで、中小企業診断士に向いている人の特性をご紹介してきました。中小企業診断士の資質といっても過言ではないでしょう。
現状、これらの特性をお持ちではない方でも、中小企業診断士になることで人生が変わり、人としても変革できる可能性は大です。
この記事をお読みいただいている皆さんはモチベーションが高く、自己啓発に力を注ぎたい方だと推察いたしますので、ぜひ、中小企業診断士を目指していただければと思います。
まとめ2:中小企業診断士に合格するためには??
では、これからは中小企業診断士を目指す方に向けたお話です。
中小企業診断士を目指すうえでは、中小企業診断士の概要や合格するための勉強方法や勉強時間を事前に知っておくことが大事です。
国家試験ですので、ただがむしゃらに試験勉強をしてもムダが多いです。東大や京大出身者でもない限り、合格するための勉強に絞ることが賢明です。
国家資格は何でも「勝てば官軍」という精神で臨むことが大事です。知識を深化させることや専門分野を身につけることは試験合格後で大丈夫なのです。
以下は、中小企業診断士をはじめて目指す方に向けた記事ですので、気になるものから順番にお読みください。