二次試験

中小企業診断士の二次試験|与件リーディングメソッド【解法テク】

中小企業診断士の二次試験は、与件文と設問文から構成されています。ここでは、与件文の読み方について、ご説明します。中小企業診断士独学予備校はなまるでは、与件リーディングメソッドと呼んでいます。

与件文の読み方

予備校の様々なうわさや市販されているテキストでは、与件文は何回読めばいいか、などそんな内容をよく見かけます。

与件文を読む回数

他の予備校がどのように教えているのかわかりませんが、与件文は1回通して読めば十分です。2回通して読む方も見えますが、よく時間が足りるな~って感じます。無理して2回読む必要はありません。2回読めるように努力する必要もありません。与件文を理解できても時間が足りなくなって、解答が書けなければ本末転倒です。

1回読むと言っても、考えて解答を書くときに絶対にもう一度与件文を見たりします。それで十分です。っていうか普通の社会人であれば、それが限度です。私がそうでした。

段落を意識する

まさに、国語です。何のために段落というシステムがあるか。ただの読みやすさだけでなく、段落ごとで書いてある内容が異なりますので、何が書いてあるかを読み取る必要があります。

段落ごとで区切る

段落と言っても与件文では一字下げのみなので、パッと見わかりずらいです。そのため、段落と段落の間に一本、線を引きましょう。

単語で要約

一つの段落を読んだら、単語で要約しましょう。

平成24年度事例Ⅱ 第1段落
B酒造(B社)は地方都市のX市にある芋焼酎を専門とする酒造メーカーである(資本金2,000万円、パートを含む従業員数20名)。B社は1899年(明治32年)に現会長の曽祖父が創業し、経営は同族間で引き継がれ現在は4代目が会長、5代目が社長に就任している。創業以来、陶器製カメを用いた伝統的製法にこだわった焼酎造りを続けている。

要約って言っても難しく考える必要はありません。どんなことが書いてあるか、ただ単語で書き出すだけです。上の文章では、B社のことが書かれています。単語で要約するとすれば、『概要』でOKだと思います。

こんな感じで書き出します。

中小企業診断士独学予備校はなまる|与件リーディング

業種をチェック

事例企業はどんな業種かは、大変重要です。マーケティングの観点でいえば、製造業と商業・サービス業では、マーケティング戦略の考え方が異なるからです。

マーケティングの考え方については、『二次試験で必要な一次試験知識 マーケティング編』で紹介していますので、以下の記事をご覧ください。

[blogcard url=”https://www.shindanshi-shiken.com/2jimarketing-chishiki/”]
では、実際に、平成24年度の事例Ⅱで具体的に見ていきましょう。

平成24年度事例Ⅱ 第1段落
B酒造(B社)は地方都市のX市にある芋焼酎を専門とする酒造メーカーである(資本金2,000万円、パートを含む従業員数20名)。B社は1899年(明治32年)に現会長の曽祖父が創業し、経営は同族間で引き継がれ現在は4代目が会長、5代目が社長に就任している。創業以来、陶器製カメを用いた伝統的製法にこだわった焼酎造りを続けている。

業種は大体、第1段落目か第2段落目に書いてあります。上の与件の場合では、『B酒造』であったり、『酒造メーカー』と書かれていますので、業種は、製造業になります。ただ、これだけの意識で大丈夫です。

診断士として読む

与件文には、様々な情報が織り込まれています。いわゆる、出題者からのヒントです。ここは診断士らしく読みたいところです。

一次試験知識

診断士らしく読むとは、与件文の内容を一次試験の知識で置き換えてみたり、様々な切り口で思考することです。なんか難しそうに見えますが、慣れれば簡単です。考えすぎてはダメです。習うより慣れろで、瞬時に一次試験知識などを想起できるように何度も練習しましょう。想起した一次試験知識は、与件文に書き出しましょう。

二次試験で必要な一次試験の知識に関しては、『中小企業診断士|二次試験で必要な一次試験知識』で紹介していますので、以下の記事をご覧ください。

[blogcard url=”https://www.shindanshi-shiken.com/ichijichishiki/”]

設問文で出てきた言葉をチェック

これは本当に重要です。与件文を読む前に、設問リーディングを行います。設問リーディングについてまだ記事を読まれていない方は、以下の『中小企業診断士|二次試験の設問リーディングメソッド』をまずご覧ください。
[blogcard url=”https://www.shindanshi-shiken.com/nijisetsumon/”]
一度、設問を読んでいるはずなので、設問で出てきた単語やフレーズをある程度は覚えているはずです。その設問で出てきた単語やフレーズが、与件文に出てきたら必ずチェックしましょう。筆者はマルで囲んだり、与件文の横に書き出していました。

その他テクニック

今までのリーディングで、大分与件文の理解は進みますが、もう少しだけ、その他のテクニックも身につけてもらいたいと思います。

時系列をチェック

国語や小説でもそうですが、「時系列がぐちゃぐちゃになり理解できない」、「場面がいろいろ変わり理解できない」って感じたことも多いのではないでしょうか。診断士試験においても時系列は大事です。設問において、どの時点での内容が問われているのか、時系列を間違えるとトンチンカンな解答になってしまいます。

与件文に下線を引く程度で結構なので、時系列を意識しましょう。

接続詞をチェック

なんか国語的ですが、接続詞も大事です。「また」などの並列の接続詞は、設問文などで2つ答えよと問われた場合、ヒントになるかもしれません。マル印などでチェックしましょう。

また、「しかし」などの逆接の接続詞は、内容が一気に変わる可能性もありますので、△印などでチェックしておきましょう。

ネガティブ発言をチェック

与件文において、「・・・できていない」、「・・・を問題視している」などネガティブ記載があれば、チェックし、「できるようにする」など書き出しておきましょう。できていないことの改善提案は、よく設問文で問われます。

気になった箇所をチェック

ニーズや市場の状況、事例企業の状況など、与件文で気になった箇所があれば、下線を引いておきましょう。

事例テーマの検証

設問リーディングで、仮説の事例テーマを問題用紙の上の余白に書き出しましたが、与件文を読んでそのテーマが合うかどうか検証します。何度も繰り返し問題練習をしていくと、おそらく、事例テーマの仮説と検証結果が合致してくると思います。何度もチャレンジしてください。

与件文の読み方まとめ

以上の内容を踏まえて、与件文を読むと、以下のようになります。

段落を単語で要約「S・T・O・顧客・市場・ニーズ」など一次試験知識や切り口を記載、「製品戦略・水平」など設問文で出てきた用語を記述、「1980年代」など時系列をチェック、「また・しかしながら」など接続詞をチェックのほか、気になった箇所に下線を引いています。そして、最後に事例テーマの検証を行います。

中小企業診断士|二次試験与件リーディング
筆者は、4色ボールペン(黒・赤・青・緑・シャープペンシル)を勉強中も試験当日も使いました。ただ、最終的に、4色ボールペンの「青」だけを使う、にたどり着きました。「青」は冷静な色で、個人的に見やすかったからです。解答の記述は、その4色ボールペンについているシャープペンシルで行いました。ちなみに、試験で使ったボールペンは以下です。

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今でも縁起の良いものとして、仕事でもプライベートでも使用しています。私はこの4色ボールペンが試験当日、万が一壊れた場合に備えて、3本購入し、試験当日にもっていきました。

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診丸(しんまる)
中小企業診断士の診丸(しんまる)です。 平成23年に中小企業診断士一次試験合格、平成24年に中小企業診断士二次試験に合格しました。 受験中はサラリーマンで、プライベートでも結婚という一大イベントもありながら、私のような普通の人が2年で中小企業診断士試験に合格した勉強法を中心に診断士の全てを紹介します。

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